6月最後の週の名言はこちらです。
「叱ってくれる人を持つことは大きな幸福である」
―松下幸之助(日本の実業家、発明家、パナソニック創業者/1894-1989)
有名な言葉なのでご存知の方も多いかと思います。
叱ってくれる人、叱るとはどういう意味なのでしょうか?
「叱る」と「怒る」は同じ意味のように感じますが、以下のような違いがあります。
「叱る」…相手が自分を含めて誰かに悪影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、相手をより良くしようとする注意やアドバイスを、あえて声を荒げたり語気を強めたりして相手に伝える動作。そして本人が同じ間違いを繰り返さないようにする、
「怒る」…相手が自分に悪い影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、自分が腹をたてたことを相手にぶつける動作
このように相手の事を考えて注意するかしないかで違ってきます。
叱ってくれる人がいるということは、自分の事を考えてくれる人がいるということです。
もし相手が自分の事を考えてくれなかったら、どんなミスや悪影響なことをしても叱ることはせず、責め立てるかあるいは何も言わないかではないでしょうか。
誰だって注意されるのは、あまり好きなものではないと思います。
でもそれを、「この人は自分の事を思って注意してくれているのだな」と思うことが出来たら、素直に自分の改善点を見つめることができ、自分の成長に繋げられるのではないでしょうか。